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【作業療法学科】 3年生の授業風景(基礎作業学実習Ⅲ)
- 2016/05/06
こんにちは。作業療法学科教員の山口です。
今日は基礎作業学実習Ⅲという3年生の授業で取り組んだ「籐細工」について紹介します。
作業療法士は様々な分野で働いていますが、治療手段として「作業」を用いることがあります。その一つに「籐細工」があります。ヤシ科の植物で「かご」などの入れ物を編むことが一般的です。
今回はその籐細工の代表的な「かご」作りを学生にも挑戦してもらいました。![]()
作業療法では、作業の「特性」を理解して訓練に用います。今回の授業では学生自身が籐細工を作ることにより、まずは籐細工にはどのような作業の特性があるのかを知ることから学びました。
![写真(籐細工です)[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/ec74e33e4c578b0786b3e15337da17f5.jpg)
作業療法士=「手先が器用で作品作りが上手くなくてはいけない」ということではありません。皆さん、友達と相談しながら編んで行きます。先生の話しも真剣に聴いています。
![写真 (相談してやってます)[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/1505ec47df3278fc9cc010a1e847726d.jpg)
![写真(大熊先生と生徒)[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/28d8ff75aac08815fd1b7a23b660ef6b.jpg)
![写真(山口と生徒)[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/ae7d6ac6bacf40a1a870ad514bcf085f.jpg)
使用する材料はヤシ科の植物でツル状になっていて、乾燥している状態では固いため水で柔らかくしてから編んで行きます。
![写真(水浸け)[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/8ddee6380343c64c3d3418141b0c550e.jpg)
底から編んで行きますが、両手でも中々大変です。![]()
![写真(底編み)[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/94f76eeb5010b0f9c2e4187c6a3dc7b8.jpg)
ある程度底が編めたら立ち上げて側面を編んで行きます。
![写真(立ち上げ)[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/a89ee0a5cc060217f7f063a8ee71156a.jpg)
![写真(側面編み)[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/aa5ba867fe0279902185fe4b2d78481d.jpg)
![写真⑦ 完成[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/1f3af6e014d2ea9d8d8e4a8629e4f2d7.jpg)
完成です。笑顔も見られていますね。![]()
【3年生から】
![写真⑧ 完成[1]](/wp-rehabili/wp-content/uploads/2016/05/e83de3bba51c0970f99ac73622191639.jpg)
籐細工は難しかったですが、楽しくて完成した時はとても達成感がありました。
学んだことを実習に出た際に治療で活かせたらと思います。![]()
皆さん上手く作れました。作品完成までは約3~4時間かかりました。慣れてくるともう少し短時間で出来るかもしれません。楽しみながら作り、作業の特性を知り、治療に活かす基礎を学ぶことが出来たのではないかと思います。
【作業療法学科教員 山口でした】



